台湾紀行 ・・その6 (最終章 永遠に蓬莱の島)

いろんな事が、珍しく楽しい「台湾」の3日間だった・・!
三回目の訪台になるが、以前訪れた時とは比べ物にならないほど成長した「台湾」を目の当たりにした・・。でも、その中で古いものや伝統のある事も上手く生活の中に溶け込んでいるように思えた。しかも九州より少しだけ小さな島にである・・!居心地のいい環境は、また、近いうちに訪台を感じさせるものであり、両親を連れての「旅行」を計画してみようか?という気にさせてくれる・・。
「九分」に行ったとき、隣で食事をしていた老夫婦とその横の家族は6人で「台湾旅行」をしていた・・。
京都からということだが、とても「微笑ましく」、「羨ましい」光景に自分を  重ねていた・・「俺は親孝行してるのだろうか・・?」・・と

(旧市街地にある龍山寺)

(昼時の鼎泰豊本店!飲茶の有名店の行列をご覧あれ!)

(有名な忠列祠の衛兵交代の儀。)

様々な光景を目に焼き付けて今回の旅を終えた・・しかし、かなり後ろ髪を引かれる思いがしたし、又、来ようという気持ちにさせてくれたし、この気持ちが続くうちに再度、「訪台」をしてみたい・・。

海外での「久留米かすり」・・。

先日の「藍・愛出逢いフェスティバル」で広川町の織屋さん達の取り組みで商工会での「ジャパンブランド」事業の報告ブースがあった・・。今回で4回目になろうか?一昨年は私も行かせてもらったがフランスはパリでの  展示会である・・。
写真のように、かなり精錬され、およそ「久留米かすり」では無いような「柄」と「色」である。着ている女性が若くて外人という組み合わせの方がインパクトが大きいが、そんなことはさて置き何年もの間、続けていることに敬服するし、素晴らしい・・!

織屋さん的にはそれでいいのだが、もっと他にしなくてはいけないことが我々には有る・・!国内販売をもっと増やし「久留米かすり“藍暦”」の売れ筋アイティムを広めることだ・・!今以上に「ファン」を増やして喜ばれるようにしたいし、今とは違った売り先、売り場にも進出していくつもりだ・・。我々的進化系にもご期待ください・・。

“故郷”の誇り・・(火山灰にも負けない郷土愛)。

欧州での“火山灰”騒動も少し解決の兆しが出てきたようだ・・。
あれだけ広範囲に影響が出るなんて信じられない・・!空港などで足止めをした人なんかはお気の毒だった。
日本も火山列島だからよく分かるが、周辺に暮らす人達は尚更大変だ!その象徴ともいえるのが・・“桜島”だろう・・!

私も何回も経験してるが風向きで、鹿児島市内にも“灰”が降ることは珍しくなく、最近は特に多いらしい。しかし、たまたま、今年はそうかもしれないが、それ以上に“桜島”がもたらす影響は、精神的に、経済的にかなりのものがあるとおもう・・!それほど深い郷土の誇りなのだろう・・。羨ましいかぎりだが・・我、「久留米」にも同じような“誇り”が在る・・!

母なる「筑後川」だ・・!この“川”を渡って旅立ったり、巣立ったりして故郷を離れていくし・・この“川”を渡って故郷に帰ってくる・・それが成功したり、挫折したり・・そのたびに「筑後川」を渡るが、母なる「筑後川」はそんな  久留米人を優しく迎えてくれる・・。

四季折々の姿が有り、上流から河口周辺までの、様々な景色や恩恵が人々の生活の中に溶け込んでいる。この素晴らしい大河を大切に守っていかねばならない・・!私もそろそろ「恩返し」をする年齢になってきたのかもしれない・・。

(筑後川中流域・・秋景色。)

台湾紀行 ・・その5 (“故宮”・・その悠久の歴史的遺産)

「台湾」「故宮博物院」である・・。
収蔵品の数、65万点・・!3か月に一度、入れ替えをしても全てを観終わるのに8年の歳月が掛かるほどの巨大博物館であり、世界四大博物館のひとつに数えられている・・。
収められている収蔵品の数奇な運命も、激動のアジア史の中で特別である。

中国の歴代王朝が住む北京の「紫禁城」に、収蔵されていた品が清王朝末期と日本軍の満州国建国に伴う影響で、その多くの収蔵品の殆どを  南京に移動し、戦争末期は四川省まで移して、その後は中国の内紛のため、厳選された50万点もの収蔵品を「台湾」に運んでいる・・。
今回で三度目の来館になるが、今回ほど「人」が多く、ゆっくり見れなかったことはなかった・・。それほど人気の“スポット”ということだろう!

特に最近は中国本土からの観光客が多く訪れているらしい。先にもお伝えしたが水面下では、交流が盛んで、「台湾」から中国本土に人件費が安いため工場や営業所を移したところも多くあるみたいだ。もちろん!逆も有るわけで、富裕層の観光地としての人気もあるらしい。

収蔵品のことも話しておこう・・。古い時代の土器、青銅器、書などは流石に中国の歴史と偉大さを感じるが、精巧で有名な「翠玉白菜」は、「玉」の緑と白を鮮やかに使い分け本物の白菜のように作りその上部には「キリギリス」や「イナゴ」を載せている、かなり精密な凄い作品だ!1152.8?の「清明上河図」も「清」代に作られ、「北宋」の都の出来事を巨大な絵巻物に描き細部の細かな仕草まで様々な風景を紹介したものとして世界でも超有名である・・。今回はこれらの名品をゆっくり観られなかったので、  近いうちに必ず、ここに戻ってくることを誓う・・!

しかし、修学旅行の学生や、日本、中国などの観光客が多い中で
昔、「台湾」に係わったであろう日本人の老夫婦が、ツアーとは関係無く、仲良くゆっくりと展示品を観ていた・・!もう何回も来ているという筋金入りの「故宮ファン」だった・・。その後ろ姿が「故宮博物館」と同じように
「凛とした歴史」を感じさせてくれた・・。私も歳を取ったらあのようになりたいなぁ・・と思い感じさせてくれる、ひとコマだった・・。

“悲しみ本線日本海・・♪?♪”&“サーフィン USA ?♪”

先週の4月としては異常に寒い日の「日本海」です・・。写真では解りにくいが、相当な「波」と「ウネリ」が来ていました・・。
やっぱり、北の海は違います・・。

「波」のすぐ隣を「列車」は走っていきます・・。この雰囲気が「演歌」に合うのかもしれませんね。
人生の“荒波”に揉まれて人は成長するのかもしれないが・・最近の“波”は大きく乗り越えるのに、ひと苦労する・・。乗り越えればまだ、良い方で「呑まれっぱなし」の昨今なのかもしれない・・。

これから「夏物」の投入が始まる「久留米かすり“藍暦”」ですが、こんなこともあろうかと・・ちゃんと波乗り用の“ボード”を用意しております!
何が起ころうとも、準備は怠らず“荒波”を「サーフィン」にでも乗るかのように「サクッ!」といきたいものです・・。充実の「夏物」は順次ご紹介します・・。

復活!H・Dスポーツスター・・。(伝説の「S]登場) part 2

長い距離を旅して昨日ようやく納車になった“スポーツスター1200S”である・・。
今までのバイクの中で一番古い年式である・・!新しいものが、いいとは 限らない・・の典型であろう!
我々の業界でも当てはまるが、常に「新作」が売れるとは限らない・・。というのも「形」、「性能」、「色」など必ずしも発信する方の思惑と違って低迷することだって多いのだから・・。

そこで今回のモデルは10年前の物だ!何故?ってそこには私の拘りが存在するからである・・。2004年から新しくモデルチェンジしたのだが、形は大きくなり、車重も増えた・・。性能も新しいシステムは組んでるんだろうが、その分鈍化してしまう。
もう少し新しい年式でも良かったんだが、付いているオプションパーツの充実が素晴らしく、新品で購入すれば軽く40万円以上はする筈である。これらのパーツと軽い車体のマッチングは、これからのバイクライフにどんな影響を及ぼすか?見ものである・・。経過報告をご期待ください・・。

しかし、好きとはいえ、昨年の8月から全く乗っていない体は、たった73kmほどの峠越えで、“悲鳴”を上げていた!
今朝は稀にみる極度の「筋肉痛」で目がテン状態です。

台湾紀行 ・・その4 (近代的な最先端技術・・)。

「台湾」が、アジアの“シリコンバレー”と呼ばれてから久しい・・。
その座を中国本土に奪われても、その技術力は健在だろう・・。それは単に安い労働力の移行であって、主力は台湾に残っていると私は思っている。が今後の世界市場の動向では予断は許されない・・。

かつて日本もそうであったように、工場を移転してから急速に発展したのは人々の技術力の高さゆえだろう。今でも、PCの中身はいろんな国で作られたユニットの集合体である!でも、中身はどうであれ、正常に動いて  機能すれば問題ないわけで、多くの人が私と同じような考えだと思う・・。

そんな中、「タイペイ101」である・・!最終日に昇ってきたが、どこからでも見える「台北」のシンボルだ・・!2005年に出来た現在世界で2番目に高い建物で508mある・・!しかも、地震が多い台湾での建物ということで、その内部にはいろんな技術が盛り込まれているみたいだ。我々はオープンの時間と同時位に早めに出向いたが、ビルの中は5階までブランド品や高級飲食店などのモールが並んでいる。5階より世界一と言われる  「高速エレベーター」に乗って89階まで40秒の速さで、一気に上った・・!なんでも日本の東芝製ということだ。

日頃の行ないが、いいので今日も快晴・・!360度、眩いばかりの景色だ!90階の野外展望台にもトライしてみたが、こちらは強風で手摺の  欄干を通る「風」の音が“妖怪”の声みたいな音を出していた・・。
そそくさと風が無い所へ避難して世界二位を堪能する・・!ところで、昨年は、その年に出来た、「上海森ビル」にも二回上ったが、ここは世界三位で、一番はUAEの「ドバイタワー」ということだ・・!ちょっと中東までは  行けそうもない・・。
先も話したが地震が多い台湾だから。この高いビルにもそれ用のシステムを付けているらしく、世界一の衝撃吸収ダンパーが三つも組み込まれているという・・!
「台湾新幹線」もだが、見えないところに“日本の技術”が活かされている。  それほど、この国との信頼関係が大きいのだと分かる・・。

戦闘体制・・(企業の抑止力とは・・?)

不況が続くと業績の悪化する企業が増えてきそうだ・・。衣料品関係は  今週みたいに又、全国的に雨だと寒の戻りで「春物」やこれから始まる
「夏物」にも影響が出てきそうである・・。

こんな感じだから、「生産力」「販売力」は必ずしも比例するとは限らない!「生産」が多すぎると在庫が膨らむし、また少なすぎると「縫製」での  急な増産や減産が出来なくなるばかりか?「委託加工」という言葉が死滅する。在庫が膨らむと原料の追加発注が出来なくなり、その業者さんの  死活問題にも影響が出てきそうである・・。
「販売」に云ったっては、在庫が膨らむとお正月だけの「福袋」がいろんな時期に登場するし、掛け率や、商品の“長期貸し出し”があったり、お得意様になんの了解も無しに「商品」が大量に送られてきたりする現象なんかが起きたりする。
酷いメーカーになると、お客様に依って掛け率が変わるようなことが平気で行なわれていたりする・・!

それほど、形振り構っちゃいられない「販売」が増えてきたりするのは、  もう、末期症状だ・・。
折角、企業としての「ブランド力」を持っている企業なら、もう少し整理をしていく必要があるだろう・・!
私なら、「不良採算部門」は直ぐ切り捨てる!利益率を上げるため、早期退職者を大幅に増やすだろうし、「不良採算店」は即、閉店にする!まずは責任者が一番最初に責任を取ってみることだ!

企業の「抑止力」がないと仕事は続かない・・!さて・・「抑止力」とは
何だろう?考えてみてください・・!分かっていないと「経営」は成り立っていかない・・。

“桜”満開なんかしていない…!

(長野と新潟県境、黒姫山と妙高高原・・。)

越後では、ようやく“桜祭り”が真っ盛りみたいだ!
なんてこと昨日報告していたが、なんと内陸部はまだ、二部咲き程度で   満開には程遠い…。
昨日も寒かったが今日は、湯沢では雪まで降っていた。
今年は、本当に変だ…!