我々が物作りを初めてどれくらいが経っただろうか・・?
比較的、早い時期にモンペやシャツ、簡単な絣の袋物を作っていたようだ。
他の会社が反物だけを売っていた頃だから、かなり早い展開ではなかろうか?縫製も親戚が担当していたし、これも幸いした格好だ。
しかし、ここで久留米綿入れ袢天ブームが起こる!どこの会社も、こぞって生産を開始する!我々も工場から、買っていたのだが、利益が薄いうえ、量が入ってこないことから、先代のとき自社生産へと転換する。
自宅を含め、四つの工場を持つことになり、かなりの数を生産するに至る。当時は、8月位から出荷が始まり、4月位まで売れていた。今では考えられないことだ。
その売れていた袢天も、昨今の住宅事情や暖冬、問屋筋の衰退などで数が伸びないようになる。
ちょうどその頃、機構の助成を上手く使うことが出来て、アパレル部門に移行することになる。しかし、ブランニングということをしていなかったため
商品に深みが出ず、ストーリーの必要性を感じて今回、新たに「藍暦」という名前にメスを入れる!さぁ、これからどのように「藍暦」が変化していくか?乞うご期待ください。