業界の“ガラパゴス化”・・。(“伝統”を守るということ)

最近、よく使われる「言葉」で、前も書いたことがあるが、技術が有る分野に限って、このようなことが起こるのはちょっと不満だな・・。

我々の業界でも、同じような事が起こっているかもしれない・・!「技術」や「拘り」を持った「久留米かすり」の織屋さんだが、いかんせん手間が掛かるから“価格”が高い!それを原料に製品化すれば「拘り」の逸品になるが、「単価」と「ニーズ」の狭間でどれだけの商品が動くのだろうか?見当も付かない・・。もちろん!“愛好者”の方々に支えられていることは現実なんだが、他の「年代」や「形」「色」など、ターゲットを増やすための努力をしているにも係わらず、伸び悩んでいるのが現状みたいだ・・それこそ「久留米かすり」の“ガラパゴス化”だろう・・。

「久留米かすり“藍暦”」としても、いろんなことにチャレンジしているが  基本的な、「久留米かすり」“伝統”の「柄」や「色」は、崩そうとは思わない・・。事実、私の「信念」として「久留米かすり」“伝統”の「柄」と「色」に拘って、なおかつ、「無地」や「他の生地」との切り替えは最少限度に留めた製品作りを心掛けている。
もちろん、単価的にも少数精鋭のメリットを生かして企業努力で最低価格でのご奉仕で頑張っているつもりだ・・。

「何も足さない・・。何も引かない・・。」“伝統”を守るということは私がいつも使うこの言葉に集約されていると思う・・。

そんな「久留米かすり“藍暦”」の新作展がお盆明けの24日から始まります・・。どうぞ、ご期待ください・・。
「いのち華やいで」・・。

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