地元を愛して活動するということ・・。

感心する出来事があった・・。

自分が生まれ育った場所は思い入れも強いし愛着もある。誰でもそうだろうが、長い人生でいつごろそう思うか?で、その後の過ごし方が大きく変わってくると思っている。若い時は、とかく“外”に出たがる。自分自身の
「可能性」を試したくなる頃だ・・。
就職してからも“職業”にもよるが中々、地元の“街おこしイベント”には
参加しなかったり、できなかったりとそれぞれだろう。

私はというと、家業を継いでからは、常に「営業」の最前線で全国に出張していた。一カ月の中で10日位しか「久留米」にいなかった。そんな生活が染み付いてくると、地元で何が起こっているのか?分からないし、興味も 無くなる。

(母なる筑後平野です・・。)

しかし、段々と歳を重ねた最近では地元の特産品を生かした「町起こし」「イベント」の存在が目に付くし、久留米地区でも多くなったと感じるようになった・・。しかも、頑張っている人達の知り合いも多い。久留米というところは、さして観光地というわけでもなく、取り立てて有名なものなんか  存在しない所だと思っていたが、最近では、近隣の町との合併もあったり、“新幹線”の前線開業なんかで、「食べ物」や「特産品」などを用いての「イベント」も多くなった。
「久留米まち旅博覧会」という観光コンベンション主催の「体験参加型」の地元の“プチ旅”も好評のようだし、大変いいことだと思う。

しかし、「久留米かすり」に言わせてもらえば、「イベント」が多すぎである・・。市や町単位の「イベント」から、工場、職場、織元まで・・と、
愛好者が増えるのはありがたいことだが、もう少し考えて主催しないと客との駆け引きも多くなり「粗悪品」や「不良品」を掴めかねないし、本当に頑張っている人達が可哀そうだ。
事実、以前より「イベント」での売り上げが下がってきている現状だから、  こんな時だからこそ「本物の久留米かすり」を提供して我々業者側も  頑張っていかなければいけない。

50を超えて地元の「久留米」を少しゆっくり見る時間が出てきたように思うのは気のせいかな・・。

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