織物産地の行末・・。(日本の伝統産業を守るということ・・)

10日の朝のNHKニュースで特集をしていたのが、岐阜の織物産地の
現状だった・・。海外に生地や縫製をシフトしたツケが廻ってきているというような内容だったが、そうでなくても国内でも生地や縫製を請け負っている工場には、中国からの研修生が居て、その大半を作っている。

久留米地区も例外ではなく“織り”や“縫製”には、多くの中国人研修生が携わっている。近いうち「法」の改正が行なわれ、日本人並みに給料を払わなければならないようになるらしい。ただでさえ単価が高い「久留米かすり」のウェアだけど、これより単価が上がれば間違いなく売りずらくなるかもしれない・・。
しかも、円高とは逆に「綿」の値段は下がらない。原料や染料がコストが高く、単価も上げられない状況になると「久留米かすり」では分業制という
生産工程のため、特殊な技術を委託しているところへの影響も今後出てくると思う。
少しでも、そうならないように頑張って「産地」を盛り上げていっている
「久留米かすり“藍暦”」ではありますが、これからも、内外の情勢にも気を付けながら、携わっている多くの人達と連携を深めて「久留米かすり」の“良さ”を多くの人に知ってもらうために頑張るつもりです。

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