12月8日という日・・。

北朝鮮のミサイルが発射されそうな昨今だが、昭和16年12月8日は日本海軍がアメリカ太平洋艦隊の基地、ハワイ・オアフ島に攻撃を敢行した日である・・。

世界中が騒然としていた時代、双方の思惑や駆け引きなどを経ての開戦となった訳だが、近年の研究ではアメリカ側が戦争に参戦するために、日本側に業と奇襲をさせたような形をしたというようなことも、誠しなやかに噂されているようだ・・。しかし、そんなことよりも、明治維新が成って、ここまでの短い期間でよくもここまで大きな“海軍力”を持つようになった・・。

江戸幕府が幕末に開いた海軍養成所からイギリス式海軍力を吸収して、日清・日露戦争を知略で勝ち取り、備えてきた“海軍力”である・・。始めて実戦で大きく使われた「航空戦力」での攻撃は素晴らしく、この攻撃だけを見れば「日本海軍」の誉れである・・。

その後の戦いは、作戦の遂行が「軍令部」との間でズレていき、思うような戦果が得られなくなるのは、歴史が証明している・・。アメリカは直ぐ、太平洋艦隊の司令長官を更迭し、序列じゃない若手の気鋭「チェスター・ニミッツ」を着任させて立て直しをする。さて、日本海軍はその後のミッドウェイの敗北を分析もせず指揮官や長官の移動も大きくは無い人事で体制を維持して衰退していく・・。

12月8日は、そうゆう意味で「偉大な日」ではないだろうか・・。今の日本はミサイルが飛んできても、領海を侵犯されても、こちらから動くことも出来ない“自衛隊”を持っているだけだ。その能力から“軍隊”と呼べない絡みが今の日本を象徴している・・。先の歴史のように間違えた決断で衰退しないように祈るだけだ・・。

イージス艦「こんごう」である・・。随分、前に見に行った・・。

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