「久留米かすり」の特徴と盛夏との関係・・。

これからの時期は、本来の「久留米かすり」の特徴が活かされる時期です・・。
「久留米かすり」は、ご存知のように「綿織物」であり着物幅の日本古来の織物である。
特性は、“風通し”が良く通気性が抜群で、これからの季節は特に最適です・・。しかも、“冬”でも重ね着をすれば保温性に優れ“暖かく”着て過ごせるし「日本」の気候風土に全て合っている・・。

・・だが、「久留米かすり」は、その“色合い”や、“生地の厚さ薄さ”の部分で、とかく、先入観からこれからの季節には、「合わない!」とか、「冬は寒い!」等と、決めつけておられる人達も居るのも事実である・・。

「織り」の部分が、特徴の日本の織物は、昔ながらの複雑な行程を幾つも手間を掛けながら出来上がるので、生地の“着心地”は、季節に依って我々日本人に適応していると思います・・。
「色合い」も、多くの色を用いたり、薄い色も使えますが、“身だしなみ”などの面で、「透ける」などのトラブルが織物で無いように色目も少し濃ゆめな生地が多いのでしょう・・。
特に「久留米かすり」は、使用頻度に応じて、「色」が少しずつ落ちてきます。ある程度になると洗濯時の色落ちは止まりますが、そこまでくると「革製品」に負けない程の、自分だけのオリジナルの色合いに成っているようです・・。それは、「糸」も馴染んで“絹”のような“滑らかな着心地”を発している「逸品」に成っていることでしょう・・。

皆様も、これからの時期、「久留米かすり」で夏を涼しんでくださいませ・・。

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