「久留米かすり」の10年後・・・。(久留米かすりブランド化事業での議題)

遅ればせながら、「久留米かすり」も地域ブランドの認定を受け登録になった・・。大変喜ばしいことであり、これから「物作り」の中でどう活かしていくか?がポイントになってくるだろう・・。
そんな中で「どうしたら、どのような取り組みをしたら今以上に「久留米かすり」をアピールできるか・・?」ということを産地の織屋さんや我々産地メーカーの代表で話し合う会議が行なわれている・・。

今回の議題は「久留米かすりの10年後」を考え、それに対してこれからの課題を見つけていこう!的な会議だった・・。

10年後にどうなっているか?は誰にも分からないが、もしかしたら無くなっている可能性もある訳で、今以上に生産性を上げなければ到底難しい
局面になるだろう・・。ここに来て今まで売れている時は効率が良かった
「分業制」という「久留米かすり」独自のシステムが足かせとなっていくようだ。
どこのポジションが無くなっても「久留米かすり」は出来上がらない・・!
まずは、育成するシステムを作って各ポジションの確立を進めなければ
「久留米かすり」自体が生産されなくなる・・!反物がなければ「物作り」も出来る訳がない・・!と同時に織屋さん達に安心して生産してもらうために買い上げるシステムも考えてやらないと生産性は上がらないだろう。

先の会議では、「浴衣的」な使い方をして若い層も含めたターゲットを狙ったらどうか?みたいな意見も出ていたが・・浴衣は得意先が結構係わっているので少しは解るが、夏のたった一日か二日の為に使う金額なんか、
そんなに多くは使わないでしょう・・!しかも中国やベトナムなどで大量に作っている内容たるや、帯から下駄、バックまでセットになっている。昨年など、倒産した会社の在庫処分がなんと500円位の安値で叩き売られてた・・。

もちろん、「久留米かすり」はそんなふうにはならないと思うが、折角、
ここまで洋服や小物などのアイティムが充実しているんだから、これを
生かすような「物作り」をした方がいいかもしれない・・。実際、織屋さんが織っている反物はその殆どが「洋服」を意識した「柄」であり、「色」である。もちろん、その中には「久留米かすり」伝統の「柄」や「色」も
入っているのは当然である・・。

どこまで話し合いが煮詰まるか?乞うご期待です・・。

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